暗号資産取引所の情報漏洩リスク|起きたらあなたはどう対処する?

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最近、Xを見ていると、個人情報が漏洩したというニュースを立て続けに目にしました。

運転免許証の画像まで流出した話や、パスワードがそのまま保存されていたという話もありました。

これだけ漏洩のニュースが続くと、暗号資産も同じように問題ないのか気になり、調べてみることにしました。

すると、金融庁が暗号資産の取引所にも「本人確認のやり方を変えるように」と求めていることを知りました。実際のところ「面倒なことになりそうだな」と思いました。

暗号資産の口座を開設するにも、写真ではなく、ICチップを読み取る方式に変わっていくそうです。

「ICチップ対応のスマホ」と言われても、わたしには何のことか分かりませんでした。

自分のスマホが対応しているかどうかも、見当がつきませんでした。

スマホを買うとき、ICチップへの対応なんて、気にしたことがなかったからです。

ところが調べてみると、ICチップを読み取る方法のほうが、手間が少なく、早く済むことが分かりました。

ほかにも、思い違いをしていたことがあります。

「暗号資産をロブスターウォレットに移せば、それでもう安心」だと思っていたのですが、実はそうではありませんでした。

まめまめ
まめまめ

え?個人ウォレットだから情報漏洩は関係ないよね?

暗号資産そのものは守られても、自分が個人ウォレットロブスターウォレットの持ち主だとバレるかどうかは、移した後もずっと、取引所側のセキュリティ次第だったのです。

もしかしたら、わたしと同じように、ステラルーメンを「個人ウォレットに移していれば、もう安心」と思い込んでいた方もいるのではないでしょうか。

この記事を読むと、こうなれる。
  • もし、暗号資産取引所の情報漏洩したら、本当は何が危険なのかがわかる
  • ロブスターウォレットのような個人ウォレットに暗号資産を移しても、守られないものが何かわかる
  • 今すぐできる、現実的な3つの対策がわかる

先に答えをお伝えします。

「暗号資産」は、「ロブスターウォレット」のような個人ウォレットに移していれば守られます。しかし、重要なのは、そのウォレットが「あなたのもの」だと特定されてしまうことです。

この2つの違いを知っておかないと、対策を間違えてしまいます。順番に見ていきましょう。

金融庁が本人確認方法を緊急で見直すように取引所に要請

2026年10月、金融庁は暗号資産交換業者を含む金融機関に対して、本人確認の方法を見直すよう要請しました。

きっかけは、運転免許証などの画像を使った本人確認で、個人情報の漏洩が相次いだことです。

「写真」の確認から「ICチップ」の確認へ

UnsplashのNathana Rebouçasが撮影した写真

今までの本人確認は、スマートフォンで本人確認書類と自分の顔を撮影して送る方法が主流でした。

わたしが5年ほど前にGMOコインで口座を開設したときも、マイナンバーカードを立てて撮ったり、横から厚みを撮ったり、顔をゆっくり振ったりして送りました。
GMOコインがICチップを読み取る方法を始めたのは2024年3月で、当時は選べませんでした。

撮影による本人確認は2027年4月に廃止される予定でしたが、金融庁は前倒しでの移行を求めています。

新しい方法では、運転免許証やマイナンバーカードの「ICチップ」を、スマートフォンで読み取ります。

写真を撮るだけの方法より、本人確認書類そのものの偽造がしにくくなる効果があります。

GMOコインのアプリでICチップを読み取る場合も、自分の顔の撮影はあります。ただ、顔を左右に動かしたり、書類の厚みを撮ったりする手間はありません。

ちなみに、ICチップを読み取れるかどうかは、スマホの対応状況で決まります。

ちなみに、ICチップを読み取るには、「NFC」というかざす機能に対応したスマホが必要です。(※NFC:カードや機器に近づけて、情報を読み取る機能です。交通系ICカードをかざすときと同じ仲間の技術です)
GMOコインでは、アプリ「GMOコイン 暗号資産ウォレット」から手続きします。対応するOSのバージョンは、公式の案内で確認してください。

口座開設は、ICチップを読み取る方法が早く済みます

GMOコインの公式の案内には、口座開設は最短10分でお取引開始、とあります。
ICチップを読み取る方法なら、口座開設コードの郵送を待たずに進められます。

ICチップを使った確認には、注意点が2つあります。

1つ目は、ICチップを読み取れるスマートフォンが必要なことです。
対応していない場合は、スマホで撮影する方法か、書類の画像をアップロードする方法に切り替わります。画像アップロードは、審査のあとに口座開設コードが郵送で届くのを待つため、数日かかります。

2つ目は、運転免許証を使う場合に、暗証番号の入力が必要なことです。
GMOコインでは、免許証の交付時に決めた4桁の暗証番号(2つ)を入力します。マイナンバーカードを使う場合は、暗証番号は不要です。
免許証の暗証番号は、普段ほとんど使わないため、忘れてしまう人が少なくありません。

わたしも今回調べるまで、運転免許証に暗証番号があることを忘れていました。
暗証番号が分からないときは、マイナンバーカードを使うか、スマホで撮影する方法を選べます。なお、取引所によっては、マイナンバーカードの暗証番号が必要になる場合もあります。

GMOコインの3つの口座開設方法を、表にまとめました。

比較項目アプリでICチップ読み取りウェブで撮影画像アップロード
必要なものNFC対応のスマホ、本人確認書類スマホのカメラ、本人確認書類本人確認書類の画像2点
暗証番号免許証は4桁2つ、マイナンバーカードは不要不要不要
撮影の手間顔の撮影のみ書類の厚みや顔を動かす撮影あり書類の画像を用意する
口座開設コード郵送なし郵送なし郵送で届く
かかる時間の目安最短10分(公式の案内)最短当日郵送を待つため数日

これから暗号資産の取引所口座を作る方は、ICチップを読み取る方法で開設すると、郵送を待たずに進められます。
申し込む前に、スマホが対応しているか、免許証を使う場合は暗証番号を覚えているかを確かめておくと、手続きがスムーズです。

暗号資産を個人ウォレットに移しても守られないもの

取引所の情報漏洩が気になって、ロブスターウォレットのような個人ウォレットに資産を移す方が増えるかもしれません。

しかし、ロブスターウォレットに移しても、守られるものと守られないものがあります。

暗号資産は安全です

ロブスターウォレットのような個人ウォレットは、「秘密鍵」と呼ばれる、資産を動かすための鍵を自分のスマートフォンやパソコンだけで持ちます。

取引所のサーバーには、この秘密鍵は存在しません。

そのため、取引所が情報漏洩を起こしても、攻撃者が「あなたの」資産を勝手に動かすことはできません。

この点は、本当に安全です。

「本人確認の情報」と「送金先アドレス」の結びつきは別物です

取引所には、「誰が・どの送金先アドレスに・いくら送ったか」という記録が残っています。

暗号資産のネットワークは、取引の記録を誰でも見られる「公開された台帳」のようなものです。

送金先アドレス自体には、普段は名前が結びついていません。

いわば、持ち主の分からない金庫が道端に置かれているような状態です。

ところが、取引所の記録から「このアドレスはあなたのものです」と結びつけられてしまうと、話は別です。

金庫に、いきなり実名の名札が貼られるようなものだからです。

そうなると、攻撃者は「この人は、このアドレスに、これだけの資産を持っている」ということまで、ネットワークを見るだけで分かってしまいます。

この情報は、単に名前や住所が漏れるよりも、一歩進んだ危険な状態です。

このリスクは、ロブスターウォレットに限った話ではありません。

メタマスクでも、Ledgerのようなハードウェアウォレットでも、取引所から出金した先であれば、同じ仕組みで起こります。

原因は、ウォレットの種類ではなく、「暗号資産のネットワークが公開された台帳である」という構造そのものにあります。

新しいウォレットに乗り換えても解決しない理由

「それなら、新しいウォレットに資産を移せば安全では」と考える方もいるでしょう。

しかし、ウォレットを乗り換えるだけでは根本的な解決になりません。

ネットワークに残る送金記録

資産を古いウォレットから新しいウォレットへ移すとき、この送金自体がネットワークに記録されます。

「このアドレスから、あのアドレスへ資産が動いた」という経路は、誰でも追跡できます。

すでに身元が結びつけられてしまった古いアドレスから、そのまま新しいアドレスへ資産を移すと、新しいアドレスも同じ人物のものだと推測されてしまいます。

金庫を買い替えても、運んでいるところを見られていては意味がないのと同じです。

送金してもバレてしまうなら、意味がないの?

完全に足跡を断ち切ることは、一般の方にはできません。犯罪としての資金洗浄とみなされやすく、取引所から不審な動きとして注意を受ける場合があります。

現実的に考えるべきことは、「足跡を完全に消す」ことではなく、「狙われにくくする」ことです。

次の章で、具体的な方法を紹介します。

今すぐできる現実的な対策

足跡を完全に消すことはできなくても、狙われるリスクを下げる方法はあります。

ここでは、すぐに実践できる3つの対策を紹介します。

ウォレットのアドレスを人目にさらさない

SNSや掲示板などで、自分のウォレットアドレスを公開するのは避けましょう。

アドレスと実名が同時に見える場所があると、結びつけが簡単になってしまいます。

見知らぬ連絡には警戒する

「資産について相談があります」のような、身に覚えのないメールやSNSのメッセージには注意が必要です。

暗号資産を持っていることを前提にした連絡は、情報が漏れている可能性を疑うきっかけになります。

資産を一つのウォレットアドレスに集中させない

すべての資産を一つのウォレットアドレスにまとめると、まとめた先のアドレスが特定されたときの影響が大きくなります。

金額や用途に応じて、アドレスを分けておくことも一つの方法です。

暗号資産取引所の情報漏洩リスクのまとめ

  • 金融庁は、取引所の口座開設時の本人確認の方法を「写真」から「ICチップ」へ切り替えるよう要請しています
  • ICチップを読み取る方法は、対応するスマホがあれば、郵送を待たずに早く済みます。免許証を使う場合は暗証番号が必要で、対応していない場合や暗証番号を忘れている場合は、手間が増えます。
  • ロブスターウォレットのような個人ウォレットに資産を移しても、資産そのものは守られますが、「本人確認の情報」と「送金先アドレス」の結びつきは別のリスクとして、どの個人ウォレットでも残ります
  • 暗号資産は、ネットワーク上に取引記録が残るため、ウォレットを乗り換えるだけでは根本的な解決になりません
  • ウォレットアドレスを人目にさらさない、見知らぬ連絡に警戒する、資産を分けておくことが、現実的な対策です

これから暗号資産の取引所口座を作る予定がある方は、ICチップを読み取る方法で開設すると、郵送を待たずに進められます。
申し込む前に、スマホの対応状況と、免許証を使う場合の暗証番号を確かめておくと安心です。

口座開設の手順は、こちらの記事で紹介しています。

GMOコイン

資産を自分で管理する方法は、こちらの記事で紹介しています。

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気になる方は、ぜひ登録してみてください。

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ごきげんよう。

はじめまして、まめどらです。
暗号資産「ステラルーメン」を5年間コツコツ運用し、元手を最大2倍にしてきました。
わたしは特別なスキルもない、50代の普通の会社員です。
だからこそ、「大きく勝つ方法」ではなく、少額から堅実に資産を育てる方法を発信しています。

このブログでは、
・ロブスターウォレットの使い方
・ステラルーメンの堅実な運用法
・初心者がつまづいたポイント
を実体験ベースで解説しています。

「暗号資産は怖い」と感じている方へ。
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