先日、暗号資産を送金する前に、なんとなく心配になってVPNを使ってみました。
気になっていたVPNというシステムを、実際に使ってみることにしたのです。
VPNを知ったきっかけは、ウォレットをハッキングされた経験です。被害に遭ってから、ネットワークのセキュリティを強く意識するようになりました。
無料で使えるVPNを見つけて、しばらく使っていました。セキュリティは守れているはずなのに、通信速度は遅く、接続も不安定です。
多少の不便はセキュリティのためだと思い込み、当初は無料VPNを使い続けていました。
ところが、あるブログ記事で無料VPNの危うさを読み、ヒヤッとしました。セキュリティを高めているつもりが、実は情報を垂れ流していたのかもしれません。
慌てて有料VPNへの乗り換えを考え始めたところ、今度は別の心配が浮かびました。VPNを使うこと自体、法律的に問題はないのだろうか。
大切な暗号資産を送るときこそ、安心してVPNを使いたいのに、合法かどうか分からないままでは不安が残ります。
- VPNが違法ではなく、警察も紹介する合法的なセキュリティ対策だと分かります
- 無料VPNや公衆Wi-Fiのリスクを知り、正しい対策を選べるようになります
- NordVPNが暗号資産の送金情報をどう守っているのか、具体的にイメージできます
調べてみると、VPNは違法ではなく、日本の警察も紹介している合法的なセキュリティ対策でした。むしろ使わない方が、暗号資産の送金時にはリスクになります。
VPNは日本で合法。警察も公衆Wi-Fi対策として紹介している

VPNの利用は、日本で合法です。
大阪府警察のホームページでも、公衆フリーWi-Fiを利用する際の対策として「VPN」の利用が紹介されています。
IPアドレスを暗号化するという行為だけを見ると怪しく感じるかもしれませんが、実態は「自分の通信を他人に見られないようにする」ごく普通のセキュリティ対策です。
VPNは、通信を暗号化して守る仕組みです。ウイルスやマルウェアからパソコンやスマホ本体を守る「セキュリティソフト(ウイルス対策ソフト)」とは役割が異なるため、VPNを使っていてもウイルス対策は別に必要です。
携帯には重要な情報なんて入っていないから問題ない、と感じる方もいるかもしれません。
しかしスマホには「クレジットカード情報」のような大切な情報が入っていることが多く、それを抜き取られて悪用される可能性もあります。
公衆フリーWi-Fiは、通信が暗号化されないまま送受信されるため、第三者に情報を盗み見られるリスクがあります。
VPNを使わずに暗号資産を送金することは、玄関の鍵を開けたまま外出するようなものです。
NordVPNが暗号資産の送金情報を守るしくみ

「NordVPN」は、世界中で数百万人に利用されているVPNサービスです。
「暗号化」「カプセル化」「トンネリング」という3つの技術で、送金時の情報を守っています。
IPアドレスを暗号化する

ネットに接続する機器には、住所のような役割を持つ「IPアドレス」が割り振られています。
VPNを使うと、どの機器がどのサーバーを利用したのかを暗号化し、外部から分からなくすることができます。
データ自体をカプセル化する

IPアドレスだけでなく、送受信するデータの中身自体も暗号化した上で、鍵つきのカプセルに包むようにして保護します。
データが丸見えの状態を防ぐための仕組みです。
専用のトンネルで送受信する

最後に、送信者と受信者の間に仮想のプライベート回線(トンネル)を作り、トンネルの中だけでやり取りを行います。
暗号資産の送金経路を、外部から特定されにくくする効果があります。
ノーログポリシーの重要性

VPNを選ぶ上で欠かせないのが「ノーログポリシー」です。
ノーログポリシーとは、誰がいつVPNサーバーを利用したかという履歴を、サービス側が一切残さないという方針のことです。
「NordVPN」は、このノーログポリシーを公表しています。一方で、無料のVPNサービスの中には、ノーログポリシーの扱いがあいまいなものもあります。
利用履歴が残ってしまうと、そこから接続元の情報をたどられる可能性が出てきます。
せっかくVPNを使っていても、履歴が残っていれば意味が薄れてしまうため、ノーログポリシーを明言しているかどうかは重要な判断材料になります。
無料VPN・公衆Wi-Fiにひそむ危険性

「有料のNordVPNまでは必要ない」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、無料VPNには次のような注意点があります。
- 通信速度が低速になりやすい
- ノーログポリシーの扱いが不明確なことが多い
- 履歴をたどられると、利用した機器やサーバーが特定される可能性がある
公衆フリーWi-Fiも同様です。
無料で大容量の通信ができて便利な反面、通信が暗号化されていないため、第三者に情報を見られてしまうリスクがあります。
暗号資産のような資産を送るタイミングでは、無料の手段に頼らず、信頼できる有料VPNを使うことをおすすめします。
VPNを利用する2つの方法
VPNを使う方法には、大きく分けて2つあります。
- VPN専用ルーターを設置する
- スマホやパソコンにVPNアプリを入れる
それぞれの特徴を、順番に見ていきましょう。
VPN専用ルーターを設置する
通信速度が安定しやすい一方、ネット環境自体を作り直す必要があります。すでにある機器の設定を大きく変えたい方に向いています。
しかし、上記の様な専用ルーターは数万円ほどの初期費用がかかるうえ、守れるのは自宅で専用ルーターに繋いでいるときだけです。カフェなど外出先の公衆Wi-Fiまでは守れないため、費用対効果は高いとは言えません。
スマホやパソコンにVPNアプリを入れる
特殊なルーターを用意しなくても、普段お使いのルーターのまま、アプリをダウンロードするだけですぐに使い始めることができます。また、Wi-Fiだけでなく、モバイル通信(Wi-Fiを使わない、スマホの4Gや5Gの回線)を使っているときでも、VPNアプリなら通信を保護できます。はじめての方は、手軽なVPNアプリから試すのがおすすめです。
アプリやサイトが見られなくなったときの対処法

VPNを使うと、位置情報を利用するアプリやサービスで、エラーが出たり読み込みが止まったりすることがあります。VPN接続によって「今どこにいるか」を特定しにくくなることが原因です。
暗号資産の取引所の中にも、位置情報を利用しているところがあります。エラーが出た場合は、VPN接続を一時的にオフにすることで、正常に使えるようになるケースが多いです。
特に国内取引所は、位置情報のチェックが厳しい傾向にあると感じています。せっかくVPNでセキュリティを高めても、取引所側の制限で使えなくなってしまうのは、勘弁してほしいところです。
暗号資産の送金にVPNは違法?NordVPNで安全にIPアドレスを守る方法のまとめ
VPNは違法ではなく、日本の警察も紹介している合法的なセキュリティ対策です。
「NordVPN」は「暗号化」「カプセル化」「トンネリング」という3つの技術で、暗号資産の送金情報を守ってくれます。あわせてノーログポリシーを公表しているため、利用履歴が残る心配もありません。
最後に、今日からできる行動を整理します。
今日からできる3つのこと
- 公衆Wi-Fiにつないだまま暗号資産を操作する習慣をやめる
通信が暗号化されておらず、第三者に情報を見られるリスクがあるためです。まずは「送金や取引所へのログインは公衆Wi-Fiでしない」と決めるだけでも安心感が変わります。
2. ノーログポリシーを公表している有料VPN(NordVPNなど)を導入する
無料VPNや公衆Wi-Fiより、履歴管理と暗号化の両面で安心して使えます。
NordVPN3. VPNで通信環境を守ったうえで、XLMの送金準備を進める
ロブスターウォレットへ送る暗号資産はステラルーメン(XLM)です。XLMは送金手数料が無料のGMOコインで用意しておくと、通信環境と送金コストの両方を安心できる状態にできます。
GMOコインステラルーメンやロブスターウォレットの始め方をもっとていねいに知りたい方へ
VPNで通信環境を守ったら、あとは実際に暗号資産を送金していくだけです。専門用語をできるだけ使わずに、始め方をまとめています。
公式LINE「まめどらのステラルーメン研究所」に登録すると、初心者向けの手順を順番に受け取れます。
大切な暗号資産を送るときこそ、信頼できるVPNを利用して、安全な通信環境を整えましょう。
ごきげんよう。

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