個人ウォレットはなぜ危険と言われるのか|取引所のリスクと比べて考える

ロブスターウォレット
この記事は約8分で読めます。
記事内にPR及びAmazonアソシエイトが含まれる場合があります。

暗号資産の話題を見ていると、こんな声をときどき見かけます。

まめまめ
まめまめ

個人ウォレットは危険だから、国内の取引所に置いておくのが一番安全!

個人ウォレットは、取引所に預けず自分で暗号資産を管理する方法です。

ロブスターウォレット(暗号資産を自分で管理するスマホアプリ)を作ろうとした矢先にこの言葉を聞いて、手が止まった人もいるかもしれません。

せっかく前に進もうとしたのに、水を差されたような気持ちになります。

心配する気持ちは、よく分かります。

わたしも長いあいだ、取引所から暗号資産を動かせませんでした。

でも、取引所にずっと預けたままにすることにも、別の不安がありました。

あるとき何気なく、取引所のウォレットは、日本円と暗号資産を交換するためのサービスの一部なのだと気づきました。

とても便利ですが、暗号資産を長く保管する場所として作られたわけではありません。

交換の窓口に資産を置きっぱなしにしている。気づいてしまうと、落ち着かなくなりました。

海外の取引所を使っていたとき、預けたままにする不安が現実になったのです。

この記事を読むと、こうなれる
  • 「取引所は安全・個人ウォレットは危険」という分け方が、そもそも正しくない理由がわかります
  • 取引所のリスクと個人ウォレットのリスクは「種類」が違うだけだとわかります
  • 自分に合った暗号資産の置き場所を、落ち着いて選べるようになります

取引所のウォレットと個人ウォレット、「どちらか一方だけが安全」ということはありません。

取引所には「預けた資産を自分で動かせなくなる」リスク、個人ウォレットには「すべて自分で守る」責任があります。

リスクの中身を知ったうえで、自分に合う方を選ぶことが大切です。

「取引所は安全」が崩れた日|FTXの倒産で経験したこと

「個人ウォレットは危険」という意見の裏には、「取引所なら安全」という前提があります。

わたしは、この前提が崩れる場面を自分の資産で経験しました。

使っていたのは、海外の大手取引所「FTX」です。

2022年11月、そのFTXは経営破綻しました。

なぜ海外の取引所FTXは倒産したのか

UnsplashDonald Merrillが撮影した写真

取引所のFTXは、利用者から預かった資産を、関係の深い別の会社の取引に流用していました。

流用先の取引で大きな損失が出て、預かった暗号資産の穴埋めができなくなりました。

利用者が一斉に出金しようとしたとき、返す資産が足りなかったのです。

のちに創業者は、利用者をだました罪で有罪となりました。

大切な点は、倒産の原因が「海外だから」でも「個人ウォレット」でもないことです。

利用者には、自分の資産が裏で何に使われているかを知る方法がありませんでした。

出金がすべて止まった

破綻へと向かう中で、ある日を境に、すべての出金が止まりました。

取引所のウォレットにあった暗号資産を、別のウォレットへ移そうとしました。

けれど、移せませんでした。

まめどら
まめどら

マジで、引き出すこともできないのか

自分の資産のはずなのに、動かせません。

これからどうすればいいのか、頭の中は不安でいっぱいでした。

できることは何もなく、成り行きに任せるしかありませんでした。

倒産をめぐっていろいろな情報が飛び交い、本当にどうなるのかは、当時は誰にも分かりませんでした。

わたしが預けていたのは少額でした。

だから、ある程度は諦めがつきました。

それでも、もし多額だったらと考えると、背筋が凍りました。

「絶対に安全な預け先」はなかった

FTXの一件で分かったことがあります。

取引所は便利ですが、「絶対に安全」とは言えません。

取引所にはハッキングによる資産流出のリスクもあります。

経営が悪化すれば、出金停止や破産もあり得ます。

預け先が原因で起きるリスクを、「カウンターパーティリスク」と呼びます。

カウンターパーティとは「取引の相手方」という意味です。

ここでは、暗号資産を預けた取引所そのものを指します。

「個人ウォレットは危険」と言う前に、取引所にもリスクがあると知ることが出発点です。

国内の取引所なら安心なのか|補償の限界を考える

「海外の取引所は危ないが、国内なら安心では」という意見もあります。

たしかに国内の取引所には、一定のルールや補償の仕組みがあります。

ただし、補償にも限界があります。

補償には上限や条件がある

国内の取引所の多くは、預かった資産を会社の資産と分けて管理しています。

ハッキングなどで損失が出た場合に、補償の方針を示している会社もあります。

ただし、補償の金額や条件は状況によって変わります。

利用者全体の被害額があまりに大きくなったとき、想定どおりに補償されるのかは誰にも分かりません。

「人に預ける」こと自体がリスクになる

大量の暗号資産を持つ人ほど、個人ウォレットで保管していると言われます。

理由は、自分の資産を他人の管理下に置くこと自体をリスクと考えているからです。

自分でコントロールできない場所に資産があると、相手の都合で動かせなくなる可能性が残ります。

国内かどうかよりも、「誰が暗号資産をコントロールしているか」が大切な視点です。

それでも個人ウォレットが「怖い」と感じる理由

ここまで取引所のリスクを見てきました。

とはいえ、個人ウォレットが怖いという気持ちも、もっともです。

怖さの正体を、2つに分けて整理します。

使い方が分からないから、人に任せてしまう

個人ウォレットが怖い一番の理由は、「使い方が分からない」ことだと思います。

分からないから、他人に任せる。

任せた結果、取引所を信用する形になります。

任せることは自然な流れです。

知らない道具は、誰でも怖いものです。

トラブルのときに助けてくれる人がいない

個人ウォレットでは、送金ミスやパスワードの紛失を自分で防ぐ必要があります。

サポート窓口に電話して解決、という形にはなりません。

ロブスターウォレットを使い始めたとき、わたしも戸惑いました。

「ウォレットアドレスの有効化には10XLM以上を一度に送る必要がある」と知らず、送金の途中で手が止まったのです。

でも、戸惑ったのは仕組みを知らなかっただけでした。

少額を先に送って有効化し、それから本命を送る。

送金の順番を覚えれば、あとは同じ作業のくり返しです。

個人ウォレットの怖さは「知らないこと」から来ています。

知れば、対策できるリスクに変わります。

取引所と個人ウォレットの使い分け

取引所と個人ウォレットは、どちらかを選んで終わりではありません。

役割が違うので、使い分けるのが現実的です。

送金手数料が安い暗号資産のひとつが、「ステラルーメン(XLM)」です。ステラルーメン(XLM)を例に、取引所と個人ウォレット(ロブスターウォレット)の使い分けを見てみます。

場面 向いている置き場所 理由
暗号資産を買う・売る 取引所 日本円と暗号資産を同じ口座で管理でき、いつでも換金しやすい
日本円に換金して引き出す 取引所 銀行口座への出金に対応
長期で保有し続ける 個人ウォレット(ロブスターウォレット) 自分の鍵で管理でき、取引所の都合に左右されない
ステラネットワークのサービスを使う 個人ウォレット(ロブスターウォレット) yUSDCなどの受け取り・運用がしやすい

「置きっぱなし」が一番リスクを取っている

やってはいけないのは、使う予定のない暗号資産を取引所に置きっぱなしにすることです。

売買の予定がないのに取引所に置くと、預け先の都合で資産を動かせなくなるリスクだけを、ずっと抱え続けることになります。

「動かすのが面倒」という理由で置いたままにするのは、実は一番リスクの高い選択かもしれません。

少額から個人ウォレットに慣れておく

とはいえ、いきなり全額を移す必要はありません。

まず少額をロブスターウォレットに送り、送金と受け取りに慣れる。

ロブスターウォレットは、ステラネットワークという送金の仕組みの上で動くウォレットです。

そのため、ロブスターウォレットに入れる暗号資産はステラルーメン(XLM)になります。

「ステラルーメン(XLM)」はGMOコインから無料で送金できる暗号資産です。

ビットコインやイーサリアムなど、ほかのネットワークの暗号資産はロブスターウォレットへ直接送れません。

問題なくできたら、金額を少しずつ増やす。

この進め方なら、失敗しても被害は小さくて済みます。

「Not your keys, not your coins」の意味

UnsplashMaria Zieglerが撮影した写真

暗号資産の世界には「Not your keys, not your coins」という言葉があります。

日本語にすると「鍵を持っていないなら、それはあなたのコインではない」という意味です。

少し厳しい言い方ですが、大事な考え方です。

鍵を持つとは「自分で管理する」こと

取引所に預けた暗号資産は、鍵を取引所が持っています。

だから出金停止が起きると、利用者は動かせません。

個人ウォレットでは、鍵(リカバリーフレーズ)を自分で持ちます。

鍵を持つ分だけ、保管の責任も自分にあります。

自由と責任はセットになっている

自分で管理できる自由と、自分で守る責任は、いつもセットです。

どちらか片方だけ、ということはありません。

個人ウォレットは自分で守る分だけ、安心も自分の手にあります。

わたしはいま、そう感じています。

個人ウォレットはなぜ危険と言われるのか|取引所のリスクと比べて考えるのまとめ

「個人ウォレットは危険」という言葉は、半分だけ正しいです。

自己管理の責任があるのは事実ですが、取引所にも別のリスクがあります。

最後に、今日からできる行動を整理します。

今日からできる3つのこと

ここでは、ステラルーメン(XLM)とロブスターウォレットを例に、具体的な一歩を示します。

ロブスターウォレットはステラネットワークのウォレットなので、試すときに送るのはXLMです。

1. 取引所に置きっぱなしの暗号資産がないか確認する

    売買の予定がない資産は、預け先の都合で動かせなくなるリスクだけを抱え続けています。まず自分の状況を把握します。

    2. ロブスターウォレットを用意して、少額のステラルーメン(XLM)を送ってみる

      アドレスの有効化を含めて、一度やれば流れがつかめます。少額なら失敗しても被害は小さいです。

      3. XLMを買い足すときは、送金手数料が無料のGMOコインを使う

        ロブスターウォレットに入れる暗号資産はステラルーメン(XLM)です。XLMの送金手数料が無料なので、ロブスターウォレットへ送る分を用意するときにコストがかかりません。取引所は「XLMを手に入れて個人ウォレットへ送るための通過点」と考えると分かりやすいです。

        GMOコイン

        もっとていねいに知りたい方へ

        ステラルーメンやロブスターウォレットの始め方を、専門用語をできるだけ使わずにまとめています。

        公式LINE「まめどらのステラルーメン研究所」に登録すると、初心者向けの手順を順番に受け取れます。

        ▼▼まめどらのステラルーメン公式LINE登録はこちらから▼▼

        取引所と個人ウォレット、どちらが正解ということはありません。

        リスクの中身を知って、自分に合う方を選んでいきましょう。

        ごきげんよう。

        はじめまして、まめどらです。
        暗号資産「ステラルーメン」を5年間コツコツ運用し、元手を最大2倍にしてきました。
        わたしは特別なスキルもない、50代の普通の会社員です。
        だからこそ、「大きく勝つ方法」ではなく、少額から堅実に資産を育てる方法を発信しています。

        このブログでは、
        ・ロブスターウォレットの使い方
        ・ステラルーメンの堅実な運用法
        ・初心者がつまづいたポイント
        を実体験ベースで解説しています。

        「暗号資産は怖い」と感じている方へ。
        まずは少額から、一歩踏み出してみませんか。

        まめどらをフォローする
        ロブスターウォレット
        まめどらをフォローする

        コメント