
歩いて稼ぐだけで暗号資産がもらえる
一時期、毎日のように耳にした「Move to Earn(ムーブ・トゥ・アーン)」歩いて暗号資産をもらうことができるという、夢のような言葉。
あなたも、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
「Move to Earn(ムーブ・トゥ・アーン)」と呼ばれるこの新しい仕組みに、多くの方が興味を引かれていることと思います。
しかし同時に、「暗号資産って聞くと少し怖い!」「怪しいサービスじゃないの?」といった不安を感じるのも当然。
実は、これらの「歩いて稼ぐ」アプリには大きく分けて2つのタイプがあり、その違いを知るだけで、ご自身に合った安全な始め方が見えてきます。
この記事では、「歩いて稼ぐ」アプリの2つの主要なタイプを比較し、それぞれのメリット・デメリットを分かりやすく紹介します。
- 「歩いて稼ぐ」アプリには、実は2つのタイプがあること
- 無料で始める「日本型」と、投資して稼ぐ「海外型」のメリット・デメリット
- 損しないために、初心者が最初に選ぶべきなのはどちらのタイプか
タイプ1:日本の「広告モデル」は安心のお小遣い稼ぎ

まず一つ目は、主に日本の企業が提供している「広告モデル」のアプリです。
これは、普段使っている「ポイ活アプリ」をイメージしていただくと分かりやすいでしょう。
ユーザーがアプリ内で広告を見ることで運営会社が収益を得て、その一部を報酬としてユーザーに還元する仕組みです。
たとえば、歩くだけでビットコインをもらうことができるアプリ「Bit walk」などが、このタイプに当てはまります。
メリット
- 情報が多く、見つけやすい
日本の企業が運営していることが多く、日本語での情報が豊富なため、安心して始められます。 - 無料で始められる
特別な何かを購入する必要はなく、アプリをダウンロードすれば誰でもすぐに始められます。 - 金銭的なリスクがない
初期投資が不要なため、「損をする」という心配がありません。安心して利用できます。
デメリット
- 大きく稼ぐのは難しい
得られる報酬は、あくまで広告収益の一部であるため、お小遣い程度の金額になることがほとんどです。 - 広告視聴の手間がかかる
報酬を得るために、動画広告などを視聴する必要がある場合が多く、少し手間に感じることがあります。
タイプ2:海外の「投資モデル」は大きな収益を狙える

二つ目は、主に海外のプロジェクトで主流となっている「投資モデル」のアプリです。
こちらは、始めるにあたって、アプリ内で使うための特別な「靴」などのデジタルアイテムを、日本円や暗号資産で購入する必要があります。
そして、そのアイテムを使って歩くことで、報酬として新たな暗号資産がもらえる、という仕組みです。
一世を風靡したSTEPN (ステップン)等が代表的な例です。一時は飛んでもなく爆益が出ていたようですね。
メリット
- 大きく稼げる可能性がある
アプリの人気が出たり、暗号資産市場全体が盛り上がったりすると、歩いて得られる報酬や、最初に購入したアイテム自体の価値が上がり、大きな収益につながることがあります。 - 最先端の技術に触れられる
多くの海外アプリは、ブロックチェーンやNFTといった新しい技術の実験場でもあります。「未来の当たり前」になるかもしれないサービスを、世界中の人々と一緒に、いち早く体験できるという魅力があります。
デメリット
- 信頼できるアプリか、判断が難しい
海外製で情報が少ないため、その運営元がしっかりしているのか、詐欺ではないか、といった判断が非常に困難です。 - 初期投資が必要
始めるためには、数千円から時には数十万円の初期投資が必要になる場合があります。 - 投資資金を失うリスクがある
アプリの人気がなくなったり、暗号資産の価値が暴落したりすると、最初に投資した金額を回収できず、結果として損をしてしまう可能性があります。 - 英語の壁がある
海外のプロジェクトが多いため、公式サイトやアプリ内の表記がすべて英語というケースがほとんどです。情報を正確に理解するのが難しく、これが詐欺的なプロジェクトを見分ける障壁になることもあります。
甘い言葉や安易な情報だけを信じて飛び込むと、あっという間に資産を失いかねません。
何を隠そう、私自身も、以前に海外アプリで一時的に利益を上げて喜んでいた矢先に、その全てを一瞬で失ったという、手痛い経験があります。
その天国と地獄を味わった一部始終は、下の記事で詳しく紹介しています。
共通のハードル:どちらのタイプにも「暗号資産取引所の口座」は必須

ここまで、2つのタイプをご紹介してきましたが、実はどちらを選ぶにせよ、最終的に避けて通れない共通のハードルがあります。
それは、「暗号資産取引所の口座開設」です。
なぜなら、アプリで稼いだポイントや暗号資産は、それだけでは、まだ「ゲームセンター専用のコイン」のようなもの。
そのコインは、コンビニで使うことはできません。
普段使う事ができる「日本円」に換金するためには、一度、暗号資産取引所に送り、そこで「円」に両替してもらう必要があるのです。
この「換金所」の役割を担うのが、暗号資産取引所です。
なので、一時期話題になった、日本の「歩いて稼ぐ」アプリが、たとえ無料で始められる「広告モデル」であったとしても、その利益を現金として手にするためには、最終的に暗号資産取引所の口座が必須になる、というわけです。
また、海外の「投資モデル」で得られる報酬は、日本の暗号資産取引所では扱っていない、珍しいトークンである場合がほとんどです。
その場合、それらのトークンを扱っている「海外暗号資産取引所」や、ユーザー同士で直接トークンを交換する「分散型取引所(DEX)」の口座も、追加で必要になることがあります。
つまり、「歩いて稼ぐ」を始めるということは、遅かれ早かれ、暗号資産取引所とのお付き合いが始まる、ということでもあるのです。
特に、海外の取引所で得た利益を日本円に換金する場合、ちょっとしたコツが必要になります。
ほとんどの海外暗号資産取引所は直接、日本の銀行に円を送金することはできません。
そのため、一度、海外取引所からステラルーメン(XLM)のような手数料の安い通貨を使い、日本の取引所に送金し、そこで最終的に日本円へ換金する、という手順が必要になるのです。
もし、まだ口座をお持ちでないのでしたら、この機会に、最初の口座を作っておくのが、最もスムーズな第一歩となります。
では、最初の口座は、どこを選ぶべきでしょうか?
まず、日本の取引所であれば、この記事でも触れた「送金手数料」が非常に重要です。
その点で、GMOコインは、暗号資産の送金手数料が無料なので、少額から試したい初心者の方には、最も賢い選択肢の一つと言えるでしょう。
また、海外の「投資モデル」に挑戦するために海外取引所の口座も考えている、という方には、Bybit(バイビット)がおすすめです。
海外の取引所でありながら、サイトやアプリが完全に日本語に対応しているため、英語が苦手な方でも安心して利用できます。
ちなみに、ユーザー同士で直接コインを交換する「分散型取引所(DEX)」という選択肢もございます。しかし、PancakeSwapに代表されるこれらの
ツールは、操作が非常に複雑で、初心者の方がいきなり手を出すには、ハードルが高いのが現実です。
まずは、しっかりとした国内取引所から始めるのが、一番安心ですね。
【国内暗号資産取引所GMOコインの口座開設はこちら】
GMOコイン【海外暗号資産取引所Bybitの口座開設はこちら】
あなたに合うのはどっち?比較表でチェック
ここまで紹介した2つのタイプの特徴を、簡単な比較表にまとめました。
比較項目 | 日本のアプリ(広告モデル) | 海外のアプリ(投資モデル) |
---|---|---|
始め方 | 無料 | 特殊なアイテムの購入が必要 |
リスク | 低い(時間を使うのみ) | 高い(投資資金を失う可能性) |
リターン | 低い(お小遣い程度) | 高い可能性を秘める |
信頼性 | 高い(情報が多く、安心) | 低い(詐欺も多く、判断が困難) |
言語 | 日本語が中心 | 英語が中心 |
おすすめな人 | リスクなくお試しで始めたい方 | 余剰資金で大きな収益を狙いたい方 |
この比較表を見て、ご自身がどちらのタイプに近いと感じましたか?
まさに「ハイリスク・ハイリターン」な海外アプリと、「ローリスク・ローリターン」で安全な日本のアプリ。
ご自身の性格や投資スタイルに合った方を選ぶのが大切ですね。
【初心者向け】「歩いて稼ぐ」アプリの日本と海外の大きな違い!後悔しない選択方法!のまとめ
「歩いて稼ぐ」と一口に言っても、その仕組みやリスクは大きく異なります。
暗号資産に慣れていない方や、まずはお試しで体験してみたいという方は、日本の歩いて稼ぐ「広告モデル」のアプリから始めてみるのがおすすめです。
一方で、ある程度のリスクを取ってでも大きなリターンを狙いたいという方は、海外の「投資モデル」に挑戦するのも良いでしょう。
ただし、その際は、必ず「なくなっても生活に影響のないお金(余剰資金)」で、そして十分な情報収集を行ってからにしてください。
この記事が、あなたの「Move to Earn」デビューの助けになれば幸いです。
ではでは
ここまで読んでくださりありがとうございます。
ごきげんよ~
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