ステラルーメン（XLM）で資産運用を始めたけれど、暗号資産AQUAをよく見かけるけど、持っていて何かいいことあるの？
個人ウォレットのロブスターウォレットと暗号資産ステラルーメンの2つが、便利なのはなんとかわかる。
でもね、暗号資産AQUA（アクア）とは何？
国内暗号資産取引所では見たこともないけど・・・
しかも価値が低いし・・・この暗号資産大丈夫なの？
そんな疑問をもっていませんか？
暗号資産AQUAは、一言でいうと「ステラネットワークのエコシステム（経済圏）をより活発にするための報酬暗号資産」です。
この記事では、暗号資産AQUAが一体どのようなもので、どのように機能し、私たちの資産運用にどのようなメリットをもたらすのかを、初心者の方にも分かりやすく紹介していきます。
- 暗号資産AQUAの役割と特徴がわかる
- AQUAを持っていると得られるメリット（活用方法）がわかる
- AQUAの具体的な入手方法がわかる
暗号資産AQUAとはステラネットワーク上の報酬！
「ステラネットワークのエコシステム（経済圏）をより活発にするための報酬暗号資産」というけど、価値が低くてよくわからないゴミ暗号資産をもらっても、うれしくないですよね。
AQUA（アクア）とは、どのような暗号資産なのか？
ごみ暗号資産なのか、その正体に迫ってみましょう。
AQUA（アクア）とはステラネットワーク上に作られた暗号資産
暗号資産AQUAは、ステラネットワークで機能する暗号資産です。
主な目的は、ステラネットワークの分散型取引所(DeFi)や自動マーケットメーカー(AMM)といった、利用者同士が直接暗号資産を取引する場所(市場)に「流動性」を提供することにあります。
はぁ？なんか難しいこと言ってるけどもっとカンタンに説明してよ！！
何言ってるかわからないよね
かんたんに言い換えると、利用者同士が直接アイテムを交換する『フリーマーケット』のような場所を、活気づけることにあります。
フリーマーケットは参加者が少ないと取引が盛り上がりませんよね。
暗号資産AQUAは、市場の取引を活発にしてくれる利用者への「報酬」として配られます。
報酬で人を集めて活気を生み出す、という仕組みです。
開発元はステラネットワークのDeFiプロジェクト『Aquarius』
暗号資産AQUAは、ステラネットワーク上のDeFi（分散型金融）プロジェクトである「Aquarius（アクエリアス）」によって開発・運営されています。
DeFi Aquariusは、ステラネットワーク上の取引をより活発にし、誰もが快適に取引できるようにすることを目指しています。
暗号資産AQUAは、その目標を達成するための重要な「道具」として機能します。
暗号資産AQUAとはステラネットワーク上の報酬！
ステラネットワークの分散型取引所（DEX）が抱える大きな課題の一つに、「流動性の低さ」があります。
暗号資産ステラルーメンを「買いたい人」と「売りたい人」の数が少ないために、希望する価格や数量で取引が成立しにくい状態を指します。
DeFi Aquariusは、この取引が成立しない問題を解決するために暗号資産AQUAを生み出しました。
市場に流動性（取引の活発さ）をもたらしてくれる利用者（マーケットメイカーや流動性提供者）に対して、報酬としてAQUAを配布するのです。
暗号資産AQUAを配布することにより、多くの利用者が市場に参加し、取引が活発になることを促進しています。
暗号資産AQUAの最大の特徴は、「ユーティリティ（実用性）」です。
単に価値が上がったり下がったりするだけでなく、ステラネットワークのエコシステム（経済圏）内で明確な役割を持っているのです。
暗号資産AQUAの主な3つの特徴を見てみましょう。
- 報酬機能: 市場に貢献することで暗号資産AQUAを獲得できます。
- ガバナンス機能: 暗号資産AQUAをつかって、プロジェクトの運営方針に関する投票に参加できます。
- エコシステム連携: ロブスターウォレットやStellarXといったステラの主要なアプリやウォレットを通じて、暗号資産AQUAの報酬プログラムに参加したり、独自の特典を受けたりできる場合があります。
これらの3つの機能はすべて、ロブスターウォレットで利用することができます。
下の記事でロブスターウォレットの作り方を紹介しています。
暗号資産AQUAの入手方法
暗号資産AQUAは、日本の暗号資産取引所では直接購入することができません。
ステラネットワークに対応した個人のウォレット「ロブスターウォレット」を利用することで暗号資産AQUAを手に入れることが可能です。
ロブスターウォレットで暗号資産AQUAを入手するには、主に2つの方法があります。
入手方法1：他の暗号資産と「スワップ（交換）」する
最も手軽な方法は、あなたが既にロブスターウォレットに保有しているステラルーメン（XLM）などの暗号資産を、AQUAに交換する方法です。
ロブスターウォレット内で利用することできるDeFi Aquarius（アクエリアス）を利用することでカンタンに暗号資産AQUAに換金することが可能。
- 交換元（あなたが支払う通貨）： 暗号資産ステラルーメン(XLM)などを選択
- 交換先（あなたが受け取る通貨）： 暗号資産AQUAを選択
- 左上の三本線（ハンバーガーメニュー）をタップ
※三本線アイコンは、ハンバーガーの形に似ているからバーガーメニューとよばれています。 - 「Swap」をタップ
- 暗号資産アクアに換金しようとする暗号資産ステラルーメンの数量を入力、下のパーセンテージを選ぶと、保有しているステラルーメンの中から、その割合の分だけを換金できます。
- 今回は、0.5ステラルーメンを暗号資産アクアに換金、数字を入力すると換金できる暗号資産アクアの数量が表示されます。逆にアクアに数字を入力するとステラルーメンの数量が表示されます。
- 通常のステラネットワークを利用しての換金と、DeFiアクエリアスを利用して換金するかを選ぶことができます。
- 今回はDeFiアクエリアスで換金することで少しでも多くの暗号資産アクアと換金してもらうことができました。一番下の緑のボタン「Swap XLM to AQUA（ステラルーメンをアクアに交換しよう）」をタップ
- 「Confirm Swap（交換を確認しよう）」をタップ（暗号資産は価格変動が多いので30秒以内にタップしないと数量が変更になります。
- ロブスターヴォルトの起動の許可を求められる「Open Vault（ロブスターヴォルトを開く）」をタップ
- 一番上の数字をタップ
- ステラネットワークを起動させます。
- 「Confirm（決定する）」をタップ
- ホントにいいですか？の表示で、間違っていなければ「Yes」をタップ
- 「Done」で完了です。
入手方法2：「流動性提供」の報酬として受け取る
こちらは少し応用的な方法ですが、AQUAの目的である「流動性提供」に参加し、その貢献に対する報酬としてAQUAを受け取ることもできます。
ここでは「こんな方法もあるんだな」と、まずは頭の片隅に置いておくだけでも問題ありません。
- AMM（自動マーケットメーカー）のプールを探す
ロブスターウォレットからDeFi Aquarius（アクエリアス）を利用して「Liquidity」といったセクションから、流動性を提供したい通貨ペアのプール（例：XLM / USDC）を探します。 - 流動性を提供する
選んだプールに、指定された2つの通貨を預け入れます。これを「流動性を提供する」と言います。 - 報酬としてAQUAを獲得
あなたが提供した流動性が市場で活用されると、その貢献度に応じて、定期的にAQUAトークンが報酬としてあなたのウォレットに配布されます。
これら3つの方法は、AQUAを保有するだけでなく、ステラのエコシステム（経済圏）に積極的に参加し、その成長から報酬（リターン）を得ることができる、非常に魅力的な選択肢です。
詳しくは下の記事で詳しく紹介しています。
暗号資産AQUAの3つの活用方法
暗号資産AQUAは、ただ持っているだけではもったいない！
ステラネットワークのエコシステムに参加することで、たくさんの良いことがあるのが、この
トークンの最大の魅力でなんです。
ここでは、代表的な3つの活用方法を紹介します。
活用方法1：さらなる報酬を得る方法！
暗号資産AQUAを持っていることで、さらなる報酬を得るチャンスが生まれます。
暗号資産AQUAをロック（定期預金の様に一定期間、売却や送金ができないように預けること）することで、DeFi Aquariusプロジェクトからの報酬を受け取ることができます。
プロジェクトへの長期的な貢献に対する報酬であり、銀行の定期預金で利息を受け取るようなイメージです。
さらに、先ほど概要を紹介した「流動性提供」に参加している場合も、暗号資産AQUAを持っていることで、得られる報酬がさらに増える可能性があります。
活用方法2：プロジェクトの未来を決める「ガバナンス（投票）」に参加する
暗号資産AQUAは、DeFi Aquariusプロジェクトの「議決権」のような役割も持っています。
暗号資産AQUAを保有する利用者は、プロジェクトの運営方針を決めるための「ガバナンス投票」に参加することができます。
例えば、「どの暗号資産の組み合わせ（取引ペア）の流動性プールに、より多くのAQUA報酬を割り当てるか？」といった重要な議題に対して、自らの意思を表明することができるのです。
AQUAを保有する利用者は単なる投資家ではなく、プロジェクトを共に創り上げていく「仲間」になれることを意味します。
あなたの投票が、ステラネットワークのエコシステム全体の発展に繋がるかもしれない、と考えると、とてもワクワクしますね。
活用方法3：他のプロジェクトで特典を受ける
暗号資産AQUAが利用できる場は、DeFi Aquariusプロジェクトだけではありません。
代表的な例が、ステラネットワークの個人ウォレット「ロブスターウォレット」です。
ロブスターウォレットには「ロイヤリティプログラム」という特典があり、暗号資産AQUAとICEトークンの保有量に応じてランクが設定されています。
ここで重要なのは、ICEトークンがAQUAとは役割が異なるという点です。
AQUAが市場で取引され価値が変動する「資産」であるのに対し、ICEトークンは売買を目的としたものではなく、ロイヤリティプログラムの特典を引き出すための「権利」や「クーポン券」に近い存在です。
そのため、ICEトークン自体の価格変動で利益を狙うのではなく、「AQUAから得られる特典を最大化するための道具」として捉えるのが正解と言えます。
ロブスターウォレットのランクは、AQUAとICEトークンの合計保有量で決定されます。
そのため、AQUAをロックしてICEに変えることは、より高いランクを目指し、多くの特典を得るための有効な戦略です。
ランクが上がることで、以下のような様々な特典を受けられるようになります。
- 取引手数料（スワップ手数料）の割引
- 特定の暗号資産を保有すると報酬がもらえるような、限定キャンペーンへの参加資格
- 優先的なカスタマーサポート（ゴールドランク限定）
つまり、暗号資産AQUAをたくさん保有することは、ロブスターウォレットをよりお得に、そして快適に利用するための「VIPパス」なのです。
4. 暗号資産AQUAの将来性
暗号資産AQUAは、ステラネットワークのエコシステム経済圏）に「潤い」をもたらす、非常に重要な役割をはたしています。
開発元であるDeFi Aquariusプロジェクトは、暗号資産AQUAを今後どのように発展させていくのかを紐解いていきましょう。
DeFi Aquariusプロジェクトの今後の展望
DeFi Aquariusプロジェクトは、ステラネットワークに流動性を提供するだけでなく、ステラネットワーク上での取引体験を向上させるための、様々な新機能の開発を計画しています。
より使いやすいデザインや、より高度な取引ツールの開発、他のプロジェクトとの連携強化などがその例です。
特に、ステラネットワークの新しいスマートコントラクトプラットフォーム「Soroban（そろばん）」の活用が進めば、金融サービスでできることが増え、暗号資産AQUAの役割もさらに広がるでしょう。
コミュニティDAOによる分散型のプロジェクト支援
DeFi Aquariusプロジェクトは、AQUAを持っている利用者による投票（ガバナンス）を通じて運営される「コミュニティDAO」（自律分散型組織）の側面も持っています。
コミュニティDAO（ダオ）とは、特定の企業や管理者に依存することなく、コミュニティ全体の意思によってプロジェクトの未来が決定されます。
DeFi Aquariusプロジェクトの重要な役割として、有望な新しいプロジェクトへの資金提供が挙げられます。
コミュニティDAOが暗号資産AQUAを助成金として提供し、ステラネットワークでのエコシステム（経済圏）全体の成長を支援する仕組みがあります。
暗号資産AQUAがステラネットワークとエコシステム全体に与える影響
暗号資産AQUAが市場を活気づけることで、ステラネットワークは、新しいサービスを作りたい開発者や企業からもっと注目されるようになります。
新しいアプリケーションやサービスが生まれやすくなり、さらに多くの利用者を呼び込むという、素晴らしい好循環が生まれるのです。
暗号資産AQUAは、その好循環を生み出すための、まさに「起爆剤」と言える存在です。
ステラルーメン(XLM)のDeFiを変える？報酬トークンAQUAの驚くべき価値のまとめ
今回は、ステラのエコシステム（経済圏）を支える報酬暗号資産「AQUA」について紹介しました。
- 暗号資産AQUAは、ステラネットワークの取引を活発にするための「報酬暗号資産」
- ロブスターウォレットで、暗号資産AQUAの入手方法は主に2つ
一つは、持っている他の暗号資産と取り替える方法
もう一つは、取引を活発にするお手伝いの見返りとして受け取る方法 - 保有することで、さらなる報酬や投票権、各種特典を得られる
暗号資産AQUAは、単に価値の上下を期待するだけの暗号資産ではありません。
ステラネットワークという広大なエコシステム（経済圏）に参加し、成長に貢献し、その恩恵を受けるための、重要な「鍵」となる暗号資産です。
あなたも暗号資産AQUAを手に入れて、ステラネットワークのエコシステム（経済圏）の新たな扉を開いてみてはいかがでしょうか。
ではでは
今回はこのへんで
次回の記事では、さらに別の角度からステラネットワークの世界を旅してみましょう。
ココまで読んでいただきありがとうございます。
ごきげんよ〜
