
暗号資産ステラルーメン(XLM)って、国際送金が速くて送料の安いコインでしょ?
暗号資産ステラルーメン(XLM)に対して多くの方が、そのようなイメージをお持ちかもしれません。
もちろん、間違いではありません。
しかし、現在のステラルーメンが発行されているステラネットワークが実現しようとしている近い未来は、もっと壮大でワクワクするものなのです。
この記事では、ステラネットワークの未来の3本柱である「Soroban(そろばん)」「RWA(現実資産トークン化)」「決済」にスポットライトを当て、とステラネットワーク全体の未来戦略を、分かりやすく紹介していきます。
- ステラネットワークが「賢く」なった、Soroban(そろばん)とは?
- 現実の資産をデジタル化して橋渡しをする、「RWA(現実資産のトークン化)」すごい可能性
- ステラネットワークが原点から目指す、未来の決済システム
賢い「魔法の契約書」Sorobanで、できることが爆発的に増える!

今までのステラネットワークが得意だったのは、暗号資産を「AからBへ送金する」といった、シンプルで高速な取引でした。
ステラネットワークに実装された「スマートコントラクトSoroban(そろばん)」は、ネットワークに「超賢い脳」が追加されたことを意味します。
スマートコントラクト「Soroban(そろばん)」の実装により、ステラネットワークの上で、より高度な金融サービス(DeFi)はもちろん、ゲームや様々なアプリケーションが開発できるようになりました。
たとえるなら、「お金を送ります」という一行しか書けなかった契約書が、Sorobanの導入後は「もしXという条件が満たされたら、AからBに利子付きでお金を送り、記録をCにも通知する」といった、複雑で自動化された「魔法の契約書(スマートコントラクト)」を書けるようにました。

また、ステラネットワークは、ただの送金ネットワークから、あらゆるサービスが展開される巨大なプラットフォームへと進化を遂げようとしています。
新しく実装された「Soroban(そろばん)」によって、イーサリアムなどで実現されていた複雑な機能も、より低コストで高速にステラネットワーク上で提供できるようになり様々な新しい可能性と実験がされています。

ネットワークを利用する開発者にとっては、高速で安全なRust言語(メモリを効率的に管理し、実行速度が速いだけでなく、プログラムの安全性を保証する仕組みを備えたプログラミング言語)を用いてスマートコントラクトを記述できるため、高いパフォーマンスと堅牢なアプリケーションを効率的に開発できるという大きなメリットがあります。

たとえば、利用者間で直接、融資や貸し借りを行う分散型金融(DeFi)、特定の条件を満たした際に自動で支払いが行われる保険商品を作成することも可能です。
現実とデジタルを繋ぐ「橋」!あらゆる資産をトークンにするRWA

ステラネットワークが次に目指しているのは、現実世界にある「価値」を、デジタルの「引換券(トークン)」に変える「橋渡し」の役割です。
デジタルの「引換券(トークン)」に変える「橋渡し」を専門用語で「RWA(Real-World Asset)のトークン化」と言います。
たとえると、ドルや円といった法定通貨はもちろん、これまでデジタル化が難しかった株式、不動産、美術品といった現実の資産を、ステラネットワーク上で安全に取引できる「引換券」として発行できるようにする計画です。

ネットワーク上での引換券(トークン)が普及すれば、あまりにも高額な上、分割が難しかった不動産やアート作品も、この引換券(トークン)によって細かく分割されることで、これまで多くの投資家が少額から投資したり、売買したりすることが可能になります。
世界中の誰もが、今まで手の届かなかった様々な資産に、スマートフォン一つで投資できる未来がやってくるかもしれません。
原点にして最大の使命!国境を越える「お金の高速道路」

ステラネットワークの原点であり、最大の使命でもある「決済」の未来です。
国境や通貨の違いを意識することなく、世界中のお金の流れを、もっと滑らかにすることを目指しています。
たとえば、海外にいる友人や家族への送金が、メールを一通送るのと同じくらい手軽で、手数料もほぼゼロになる世界を想像していただくと、分かりやすいかもしれません。

「お金の高速道路」が完成すれば、私たち個人間の送金が便利になるだけでなく、企業間の貿易決済や、クリエイターが世界中のファンから支援を受けることなども、ずっと簡単になります。
ステラネットワークは、世界中の経済活動そのものを、より速く、より公平にしようとしているのです。
ステラルーメンはただの送金用暗号資産じゃない!将来が見える3本柱を紹介のまとめ

今回紹介した、ステラが描く3つの未来をまとめると、以下のようになります。
- Soroban(そろばん): 賢い「魔法の契約書」で、アプリやDeFiが動く土台を作る。
- RWA(現実資産のトークン化): 現実の「あらゆる資産」をデジタル化し、誰もが取引できるようにする。
- 決済(橋渡し): 国境を越える「お金の流れ」を、情報のようにスムーズにする。
つまり、ステラネットワークが目指しているのは、単なる送金システムではありません。
メールのようにカンタンにお金を送りつつ、現実の資産も安全に扱え、さらには賢いアプリも動く、次世代の金融インターネット
これこそが、ステラネットワークの描く未来の姿なのです。
あまりにも壮大で、少し難しい話もあったかもしれませんが、未来予想図を知ることで、ステラルーメン(XLM)への見方が、少し変わったのではないでしょうか。
ではでは
今回はこのへんで
ココまで読んでいただきありがとうございます。
ごきげんよ〜



コメント